空き家ができる原因としては、まず少子化により一人っ子が増えている。一人っ子同士が結婚すると、それぞれの実家のうち一戸は両親だけの世帯になる。両親が亡くなり子供たちが誰も戻らないということで相続しないという人が増えている。
空き家のまま置いておくとどんどん傷みます。痛みがひどくなるとご近所には迷惑なものとなります。大雨や、台風などで倒壊の恐れもあります。所有者の放置状態から管理された空き家とするため2015年に空き家対策特別措置法が施行されました。行政は、放置しておくと危険、不潔などの理由で「特定空き家」にしてすることができるようになりました。所有者に撤去や修繕などの助言・指導、勧告、命令ほか、強制撤去もできるようにしました。
「特定空き家」の指定を受けると、建物があるというだけで安くなっていた土地にかかる固定資産税も軽減措置もなく税額が高くなります。
駅から遠い実家が残って、兄弟姉妹だれも相続したくないと言っている物件もあるでしょう。空き家のまま置いておくと面倒ばかりおきます。更地にして売るには解体費用も掛かります。相続人で費用を分担するのにももめることもあります。
空き家、空き地、入居者のいない賃貸住宅、店舗などあると負担だと思われるいわゆる「負動産」の問題はお気軽にご相談ください。